防音テント工事!

今回、“防音テント”を設置することになりました。きっかけは某自動車販売店様の整備工場と隣地の住民の方との間に起きた騒音問題でした。「ピッピー・ブッブー」と一日中クラクションの音や機械の騒音が工場から聞こえてきます。

とりあえず何とかしなくてはいけないということで防音テントを設置することになりました。防音テントは㈱クラレの
“サウンドシャッター( KN-1100採光 1.1mm厚1.1kg/m²)”を使用することにしました。この商品を選んだ理由は採光性が高いということでした。防音テントを設置する場所は隣地の住民の方からみて南側になります。採光性のないものでは初めからNGでした。

さて、この防音テントの性能はと言いますと…。
音響透過損失成績表
依頼者 株式会社クラレ
品名 <サウンドシャッター> KN-1100採光 1.1mm厚 1.1kg/m²
測定日 平成14年1月16日
測定場所 東京都立産業技術研究所
中心周波数(Hz)⇒音響透過損失(dB)
125Hz⇒ 7.0dB
160Hz⇒ 5.9dB
200Hz⇒ 6.4dB
250Hz⇒ 7.7dB
315Hz⇒ 8.9dB
400Hz⇒10.3dB
500Hz⇒11.9dB
630Hz⇒13.2dB
800Hz⇒14.3dB
1000Hz⇒15.9dB
1250Hz⇒17.8dB
1600Hz⇒19.3dB
2000Hz⇒21.4dB
2500Hz⇒22.9dB
3150Hz⇒24.4dB
4000Hz⇒26.5dB

こんな感じです…。
採光性の高いビニールに近い素材の物では結構いい数字だとおもいます。(パネル式の物や鉛の入ったものもありましたが採光性が全くないんです。)
「ボ〜ン♪ボ〜ン♪」「ド〜ン♪ド〜ン♪」といった重低音や低音域ではいまいちですが「ガ〜ン♪ガ〜ン♪」「カッチャン♪カッチャン♪」「コーン♪コーン♪」といった中音域から高音域ではしっかり効果を発揮してくれています。

まずはフェンスの上にテントの枠を設置しました。長さが約50M近くあります。

次に防音テントを張ります。

完成です。

それにしても重たいテントでした。防音テントはいかに重たく作るか。あるいは厚く作るかだそうです。素材を高密度にし、質量を大きなものにするのがよいとのことでした。

これなら明るいですね!

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